ベタな感じで、僕のお仕事について話します。
1つ目のお仕事は、もう紹介された通りですが、このブログの管理です。
もっと言うとこのブログの他に、
twitter/
facebookページを管理しています。
よろしければそちらもご覧ください。
2つ目のお仕事(というか正式に仕事と言えるのはこれだけですが)は、音響班のチーフです。
この仕事につくまでにかなーーり悩みました。(最初の方だけ)
実はですね、劇を見る前はぼんやり「キャストか音響がいいなぁー」、とか今となってはおこがましいことを考えていた訳ですよ。
ですが、劇を見て変わりました。最初に見たのはDVDで、セリフがほとんど聞こえず内容がさっぱり分かりませんでした。ただ、音だけははっきり聞こえてきました。
序盤のシーン(ネタバレ防止)の音楽に心打たれました。
とまあそんなこんなで、音響を担当することに決めました。(適当)
物理好き氏に「お前がチーフやってくれるなら俺音響やるよ」と言われ、頼りない僕ですがチーフをやらせてもらっています。
3年A組が創り上げる演劇、新釈「姥捨山」は、他のクラスが演じる作品とは確かに違った部類のものだと思います。
コメディ色が強い他のクラスのラインナップと比べ、A組はタイトルからして明らかに「しんみり」しています。演出さんの言う通り、見なくてもラストが分かっています。
ではそれらが不利に働くか、というと僕の答えはもちろん"No"です。
むしろ僕は、この作品の魅力は「しんみり」なところにあると(勝手に)思っています。
僕はこの作品の映像を見ると、展開が分かっているのに毎回必ず泣いてしまいます。
けれども所謂「お涙頂戴」的な構成にはなっていません。
貧しい農村の、とある家族の1年を辿る話。その中で、あくまでも自然と僕たちの心に語りかけてくる、そのある種の静かさこそが「しんみり」であり、この作品の最大の特徴であり魅力だと思います。
掛け値無しに、僕はこの作品の全てが大好きです。
正しく言うと、全てが整ったこの作品が大好きです。
こんなことを言っていいのか分かりませんが、台本だけを読んでも「面白い」という感想以上のものが無いんですね。
でもDVDで演劇を見ると違う。
ストーリーと、演技と、音楽と、照明と、舞台風景とが渾然一体となって僕の中に入ってきます。
一般に「裏方」と呼ばれる大道具小道具や音響照明も、この演劇を構成する1ピースです。
そういった意味では「表方」である役者と、演劇をやる上では全く等価だと思っています。
我らが大先生の仰る、「3年A組全員演劇」とはそういうことだと僕は解釈しています。
さて、収拾がつかなくなってきたので無理に纏めにかかります。
僕の中でのこの話のテーマは、「親への愛情、子への愛情」です。
どんなに(僕みたいな)愚かしい子でも、親はその子に対して深い愛情を持っているものであり、反抗期真っ盛りな子でも、その子は親が大好きなものなのです。
この演劇が、親子の愛情を再確認できる機会になれば、そう考えています。
長々とすみません、結局長いだけの駄文になってしまった感が否めません…。
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。
次は、ニョライ役の彼女です。お願いします。
[17回]