普段僕はバカなことばっかりやっているのですが、結構恥ずかしがり屋なので最初の方はみんなの前で演技するキャストにはあんまり向いていないかなあ、と思っていました。
しかし不器用さと機械音痴を併せ持つ僕には、かといって照明や音響のような技術を要するような役職につけるタイプでもないなあ、と感じ(もちろん色々な指導はつくだろうけど)正直何をやればいいのか分からず悩んでいたのです。
そんな中で何人かの人たちがこの銀二役を勧めてくれたのです。漠然と「キャストやれば?」という感じでなく「銀二やれば?」というなぜか限定された疑問文で。
色々悩んだりもしたけれど他で役にたてるかはわからないし、みんなが勧めてくれるならその役を一所懸命こなそうと思いキャストに立候補したわけです。
消去法といったら聞こえが悪いですが、自分がこれしかできないってことを頑張ってやることは価値のあることだと思うので今となっては後悔していません。勧めてくれた人たちには感謝です<(_ _)>
銀二は出番こそあまり多くないものの、
この話の一テーマである「死への恐怖」についておりんとの対照的なスタンスを表現するかなり重要な役だと自負しています
(じーふーだけに)。
おりんや勘吉のしていることは村の掟という観点から見ればいたって普通なのですが、達吉や銀二の存在によってやはりそれは並外れたものだと感じさせられます。
その意味でも蔵屋はおりんや達吉の正常さ、異質さを表現する上でなくてはならないでしょう。
少しおおげさに表現されているかもしれないけれど、同じ立場だったら銀二のように最後まで生にしがみつこうとする人は多いと思います。そういった観客の共感や同情を呼び起こす演技ができるように今みんなでがんばっています。
…ちょっと真面目に書きすぎ?期待した人たちゴメン
ながーくなりましたが最後に、ここまで読んでくれた人!辛夷祭はぜひぜひ「新釈姥捨山」を見に来て下さい!
さてお次は歌って踊れて勉強もできる、制作の「デキる女」なあの人です(^_^)/
刮目せよ!!
[16回]